こんにちは!インターン記ということで,私が参加した企業インターンを2つ紹介します.インターンシップをするか悩んでいる高専生は、ぜひ参考にしてください!興味の持てる分野が広がった3年生でのインターン私がインターンについて意識しだしたのは本科3年の時です.その当時には既に進学を考えていたのですが,企業勤務の理解が浅いまま進路を決定していいのか疑問に思っていました.そこで視野を広げ見識を深めるためにも,本科3年の3月末に1週間程度のインターンに参加しました.インターン先は株式会社日立ハイテク 笠戸事業所です.このインターン先を選んだ主な理由としては,半導体分野に興味があったこと,今まで学んできた情報工学分野の知識が生かせること,実家から近く就職先として最適だったことの3点です.この会社でのインターンは,一部の業務の体験を中心に,安全講習や工場見学,実際に勤務している方との座談会がありました.同時に参加していたインターン生に話を伺うと,どうやら1週間以上のインターンですと,1週間ごとに体験・見学する部署が移動になるシステムだったそうです.このように,参加期間やコースによって体験・見学できるものが違いますので,事前によく確認することをおすすめします.面倒を見て下さった社員の方々は親切且つ真摯な方ばかりで,常にいつも以上に気を引き締めて頑張らないとという気持ちになっていました.その後私は進路を進学に決定し,半導体製造に関する研究室訪問もしたのですが、最終的には半導体では無い分野の研究室に進むことにしました.ですがこのインターンの参加をきっかけに持つことができた半導体分野への興味は今も薄れず,半導体業界に関する知識やニュースを積極的に仕入れています.開発経験を積めた4年生でのインターン本科4年の8月末にはjig.jpオンラインインターンに参加しました.期間は2週間,オンラインでの開催でした.私がこのインターンに参加しようと思った理由は,偶然知り合った福野会長に勧められたことと,チーム開発をメンターの方と行うことで複数人での開発の方法を詳しく知りたかったからです.本科3年時のインターンとは毛色が異なりますが,様々な勤務形態の企業を見学したかった私にとってとても有意義な経験でした.このインターンでは他のインターン生とチームを組み,Denoを用いてクライアント・サーバどちらともを駆使しWebアプリケーション作成を行うことで,スクラム開発について学ぶことが出来ます.他にも,豊富なレクリエーションや社内ミーティングの見学に参加しました.また,企業の方と気軽に会話ができる雰囲気が作られており,終始和やかな印象でした.2週間でWebアプリケーションを完成される必要があったため,最終日の前日は寝食を惜しんで開発をしていました.最終的に成果発表を行い,振り返りや感想を共有しインターンは終了しました.高専生へのアドバイスこれらのインターンに参加しての感想は,会社勤務の第一印象が異なっていたこと,企業によって雰囲気や傾向が異なることです.同級生に後日インターンの話をしたところ,多くの方がインターンの前後で就職のイメージが変わったとのことでした.専攻科から就職をしていったクラスメイト達は、インターンシップを経て、その企業の就職試験を受けるか,別の企業に就職するかを選択していました.このように当たり前ではありますが,インターンは一気に人生設計のビジョンが変わる可能性があるとても大切なイベントです.これらの経験を経て,これからインターンをする方に対してのアドバイスが1つあります.それは、実際のインターンシップで主体的に行動をするため、前もって参加した際のイメージを膨らませておくことです。今からインターンに行った際の自分の振舞いを想像してください.自己紹介,業務体験,企業見学,成果発表….なんとなく想像できましたか?どれだけ準備をしていても新しい環境,自分が試されている環境は緊張してしまい,委縮してしまうことがあります.そうすると企業の方との交流が出来なかった,聞きたいことが聞けなかった,相手方に消極的な印象を抱かせてしまったなんてことが生まれてしまいます.それらを防ぐためにも自分の思う以上に奮い立たせることが大切です.高専生活は長いように思えますが,後半に差し掛かれば一気に加速していきます.私はインターンを行っている時期とコロナ流行期が重なってしまい,行動の制限や日程の変更がありましたが,今からインターンに参加するか悩んでいる方はそうではありません.時間とお金,気力の続く限り,インターンで見識を深めることをおすすめします.なんてったって,自分の思うより世界は広いのですから!様々な会社に見学をする方,はたまた1つの会社の長期インターンに参加される方、誰1人として同じ経験をする人はいません.これを読んで下さった皆様が,後悔の無い選択ができるように願っています.