高専からの大学編入は難しい?難易度大学から具体的な対策まで徹底解説就職率の高さで有名な高専ですが、より高度な学問を追求するために大学への進学を考える人も多くいます。しかし、普通の大学入試に比べて世間の認知度が低い編入学では、「大学編入って実際どれくらい難しいの?」「定期試験より大変?」「どう勉強したらいいの?」といった疑問を持っている方が多のが現実です。筆者も高専からの大学編入の際には、志望校の決め方や試験問題の傾向などの情報収集にとても苦労しました。そして、編入試験に向けて活動する高専生にとって有益な情報を残せたらいいなと思い、この記事を執筆しました。今回の記事では、高専生向けに編入試験の大学別難易度や最適な勉強方法などを紹介しています。まだ進路に迷っている方にも参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!【✨限定特典アリ✨】 \ 編入の悩み、LINEで気軽に無料相談できます /志望校選びに迷っている勉強の進め方がわからない編入学の相談に強い人に相談してみたいそんなあなたに、弊塾の編入コンシェルジュがLINEで直接アドバイス!✅ 30分のカジュアル面談OK✅ 無料ウェビナーの案内あり✅ 登録者限定特典あり🔥【今すぐLINEで無料相談👇】または ➡️ [LINE友達追加リンク]【💬公式LINE初回サンプル】【✨限定特典はオリジナル大学編入ガイドです!】そもそも大学編入とは大学編入の概要大学編入とは、高専の本科を卒業した後に大学の3年次に途中入学する制度です。高専生にとっては、自分の専門分野をさらに深めるチャンスであり、学歴のステップアップや将来就く職種の幅を広げられるなど多くのメリットがあります。編入試験には「推薦入試」と「一般入試(学力選抜)」があり、どちらの場合も試験日程や入試の形態などが大学によって大きく異なります。推薦には成績などの条件が課せられる場合が多いですが、一般の場合誰でも受けられます。今回の記事では一般入試に焦点を当てて解説していきます。推薦入試に関する情報はこちらのブログ記事を参考にしてください!➡️高専から推薦で大学編入する場合の合格率は?最新データと成功のポイントを解説!定期試験とは全然違う!?結論から言うと、編入試験は定期試験より難しい場合が多いです。編入試験には以下のような特徴があります。出題範囲が広い:例えば数学では微分積分と線形代数の全範囲が問われることが多く、難易度が高い大学では複素解析や確率統計なども追加されます。また、高専で扱っていない範囲が出題されることもあり、独学で一から理解することが必要な場合もあります。思考力と応用力が問われる:基礎を十分に理解していることを前提に、論理的な思考と応用力を問うような問題が出題されます。初見の問題にどのようにアプローチするかという点も重要です。独学中心の対策が必要:学校側での編入試験対策用の授業をしてくれることはほとんど無く、自分で参考書と過去問を入手しながら対策を立てる必要があります。もちろん編入試験に特化した学習塾もあるので、それを利用することでスムーズに編入試験対策が進められます。一方で高専のテストは「試験範囲が限られており、授業で扱った内容が出題される」という性質があります。そのため、特定の演習問題を繰り返したり、暗記でゴリ押したりすることで十分に対応することができます。このように定期試験と編入試験は求められる能力に違いがあり、編入試験に特化した対策が必要になります。難易度別大学の紹介編入試験の難易度は大学によって大きく異なり、中には実際の偏差値のわりに編入しやすい大学もあったりします。ここでは、大まかに「最難関」「難関」「上位~中堅」「比較的受かりやすい」の4段階に分けて紹介します。これはあくまで入試の難易度の区分であることをご理解ください。【最難関】東京大学・京都大学・東京科学大学(東工大)これらの大学は全国のトップクラスの高専生が集まります。試験内容も非常に難しく、過去問を何年分も解いて、数学から専門科目・英語力まで広範囲かつ高度なレベルの理解が求められます。また、東大と京大については2年次編入として扱われます。【難関】大阪大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学多くの編入生があこがれる旧帝大ですが、やはり難易度は高いです。大学にもよりますが、編入試験の数学では微積と線形代数に、微分方程式、複素解析、確率統計、応用数学(ラプラス変換やベクトル解析など)が追加され、広い範囲を深く理解することが必要になります。受け入れ人数は少ないわけではなく、例えば2025年の大阪大学基礎工学部と工学部ではそれぞれ30名程度の合格者がいて、他の国公立大学と比べても積極的に編入生を受け入れている傾向にあります。高い壁だからとあきらめず、目指す価値は十分にあります!※九州大学工学部の一般入試は2025以降なくなりました。【上位】~【中堅】【上位】筑波大学、千葉大学、神戸大学、横浜国立大学【中堅】大阪公立大、電通大、京都工芸繊維、名工大、東京農工大、広島大学、岡山大学、金沢大学旧帝大ほどではないものの、国公立の上位大学です。基礎を身に着けていることが前提ですが、しっかりと対策すれば十分に合格が狙えるレベルです。特に、筑波大や千葉大は高専生の編入受け入れが比較的多く、多くの高専生の目標にしやすい大学群です。実際に、僕が通っていた高専でもクラスの成績が中~上位の学生はこれらの難易度の大学を目標にすることが多かった印象があります。ただし、神戸と筑波の線形代数が比較的難しいことなど、大学によって出題傾向が異なるため、「この大学に合わせた対策」が必須です。【比較的受かりやすい】豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、地方国立大学など募集人数が多めで、受験倍率も比較的低めな大学群です。基礎を固めておけば、十分合格が狙えるレベルです。出題科目も多くの大学に共通する基本的な範囲が多いです。滑り止めとして受ける高専生も多く、複数校に併願しやすいのも特徴。特に技科大の高専生受け入れ人数は、毎年数百名以上と圧倒的に多いです。また、厳密には編入試験ではないですが専攻科入試も難易度としてはこの区分に入ると思います。このように大学によって難易度は大きく異なりますが、編入試験は情報が少なく、自分のレベルを把握することや、最適な志望校を選ぶことは結構難しいです。学校の先生に相談したり、いろんなサイトで大学編入の体験談を検索したりしながら自分に合った目標の大学を選ぶことが編入試験を成功させることの第一歩とも言えます。テクノゼミでは無料の学習相談を受け付けています。高専卒旧帝大生を中心とした講師陣によるオンライン学習指導塾であり、勉強方法から志望校の決め方まで、最適なアドバイスが受けられます!✨【高専テクノゼミホームページ】また、LINEでも無料相談できます。こちらから追加して無料相談してみましょう!➡️ [LINE友達追加リンク]編入試験の内容大学編入試験の内容は大学によって異なりますが、典型的には以下のような構成です。数学多くの大学で最重要視される科目です。高専で習う内容に加え、大学初年次の内容まで問われることもあります。微積と線形代数が基本的な範囲であり、難関大学では確率統計や複素解析、応用数学が追加される傾向にあります。英語最近は多くの大学でTOEICのスコアを換算してくれるようになりました。募集要項で換算される点数を具体的に示してくれことはほとんどないので、基準が分からず何点取ればいいのか悩む人も多いと思います。ですが、有利な要因として働くように700点を目標として、できれば750点あたりをとれると非常にプラスになると思います。実際に、大阪大学の工学部で周りの編入生に聞いたところほとんどの人が750点あたりを編入試験で提出していました。しかし、スコアが低いからと言って絶対に落ちるということではないので、TOEICが苦手だからといって志望校をあきらめる必要はありません。専門科目(物理含む)これに関しては大学、学科ごとに大きく異なります。例えば電気系なら「電気回路」や「電磁気学」、機械系なら「材料力学」や「流体力学」などその分野の基本的な専門科目が出題されます。特に専門科目は大学ごとの出題傾向が顕著にみられる科目なので過去問に力を入れて勉強することをおススメします。面接志望理由や将来のビジョン、卒業研究に関連した質問などを問われます。「なぜこの大学でなければならないのか」ということを意識して面接対策を進めましょう。面接練習は数をこなすことが大事です!学校の先生などに協力してもらい、自信をもって話せるようになれると素晴らしいです。これは主観的な意見ですが、筆記試験ほど合否に影響することはないと考えられるのでリラックスしてのぞんでください!効果的な勉強計画編入試験は情報が比較的少なく、その分戦略の立て方や勉強の方法で差がつくのが現実です。以下のような勉強計画を実践すると効果的です。1.なによりもまずTOEICを終わらせるTOEICやTOEFLはスコアが2年の間有効であり、最速で高専3年の夏ごろに取ったスコアを使うことが可能です。早くTOEICを終わらせることでその他の科目に集中できるようになるため有利に編入試験対策を進めることができます。英語は短期間で身につくものではないので高専3年生のうちに始めておくことを強くおすすめします。3.参考書は必須!自分が受ける科目のごとに、編入試験に特化した参考書を購入して全体的な基礎を身につけましょう。編入試験は高専の授業よりも難しいことが多く、参考書による学力の底上げは必須です。使い方としては、多くの参考書に手を出すよりかはいくつかの参考書を何周もして深く理解することが重要なポイントです。編入試験には難易度別に様々な参考書がありますが、例えば高専テクノゼミでは数学の参考書として「大学編入のための数学問題集」を推奨しています。この参考書は2025年5月に改訂版が出版されており、編入数学における最新の情報が載っているという点で非常に良いです。高専で使う教科書と同じ出版社なので取り組みやすく、最初の一冊として使用するのもありです。ほかにもおすすめの参考書はありますが、ここでは紹介しきれないので以下の記事に一覧を載せています。ぜひチェックしてみてください!!➡️【高専生向け!大学編入のためのおススメ参考書と正しい使い方(数学,TOEIC 編)】3.過去問を軸にした逆算学習参考書である程度基礎が身についたら、過去問に手を付け始めることをおすすめします。多くの大学で、ホームページや学生からの請求により約3~5年分の過去問を入手することができます。過去問の請求は簡単にできるので大学のホームページを確認して必ず手に入れるようにしましょう。大学によって出題傾向のくせがあるので、志望校の過去問はすべて理解しいつでも解ける状態にしておくことが望ましいです。試験日から逆算してすべての過去問に手を付けられるように計画を立ててください。4.学習塾や予備校を活用するのも手高校から大学に行く受験生は塾に通うことが一般的ですが、もちろん編入試験にもそれに特化した塾があります。1人での勉強で限界を感じた時にはぜひ検討してみてください。例えば、高専生用のオンライン塾「高専テクノゼミ」では、高専卒旧帝大生を中心とする講師陣から学習指導が受けられます。勉強方法のアドバイスから、難しい過去問の解説まで編入試験のすべてをサポートしてくれます。特に編入試験は過去問の解答が全然無いという難点があるので、塾で得られるアドンバンテージはかなり大きいと思います。➡️【高専テクノゼミ 大学編入対策】さらに高専テクノゼミでは大学編入模試を実施しています!学校の成績だけでは分からない、編入試験における自分のレベルを判断することができます。ぜひ確認してみてください!➡️【高専テクノゼミ 大学編入模試】大学進学後の実態大学進学後は高専の延長のような感じで、専門科目の授業を主に受けることになります。進学先の学科が高専在学時と近しいなら単位の認定も十分にしてくれる場合が多く、バイトやサークルに使う時間も確保できます。編入生だからといって不利になるような状況はほとんどなく、専門科目に強い高専生にとっては勉強しやすいのではないかと思います。実際に、同じ高専の先輩たちが進学先でかなり上位の成績をとっているという話をよく聞きます。研究では高専の時とは比べ物にならないくらい高度な設備と潤沢な資金の元研究が行えます。理系の人材の需要が高まっている現在では、大学での研究で得た経験はかなり貴重なものになります。大学生は高専に比べ就職が大変と思うかもしれませんが、工学部は就職率も高く、研究室の推薦で大手メーカーをはじめとする豊富な就職先から選ぶことができます。進路の選択で迷っていたらとりあえず大学に行って選択を広げるというのも一つの手です。【✨限定特典アリ✨】 \ 編入の悩み、LINEで気軽に無料相談できます /志望校選びに迷っている勉強の進め方がわからない編入学の相談に強い人に相談してみたいそんなあなたに、弊塾の編入コンシェルジュがLINEで直接アドバイス!✅ 30分のカジュアル面談OK✅ 無料ウェビナーの案内あり✅ 登録者限定特典あり🔥【今すぐLINEで無料相談👇】または ➡️ [LINE友達追加リンク]【💬公式LINE初回サンプル】【✨限定特典はオリジナル大学編入ガイドです!】まとめ大学編入は、「自分との戦い」です。志望校の傾向を分析し、過去問を活用し、必要な対策を継続して進めていけば、難関大学も夢ではありません。高専での5年間を次のステージにつなげるためにも、早めの準備と戦略的な学習を意識して、編入という大きなチャンスをつかみましょう!今は勉強が大変かもしれませんが、編入試験を乗り超えた先には刺激的で楽しい大学生活が待っています!!最後まで見てくれてありがとうございます。