はじめに一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?この記事では、長岡技術科学大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。基本情報・キャンパス長岡技術科学大学は、主として高等専門学校卒業者等を第3学年に受け入れる珍しい大学です。長岡技術科学大学のキャンパスは新潟県長岡市に位置しています。長岡市は有名な花火大会である「長岡まつり大花火大会」が開催される市です。また、首都圏においても産学官連携や広報活動を行う東京サテライトキャンパスも存在します。また、ラーメンの聖地新潟県に位置するキャンパスですので、グルメ好きな方は楽しめるかも知れません。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3127.2943230021956!2d138.77540157581873!3d37.42407437207589!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5ff5aedc609c6e15%253A0x75a37d3645c0f37a!2z6ZW35bKh5oqA6KGT56eR5a2m5aSn5a2m!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1706937761275!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E・学科高専生が編入可能な長岡技術科学大学の分野は5つあります。「機械工学分野」、「電気電子情報工学分野」、「情報・経営システム工学分野」、「物質生物工学分野」、「環境社会基盤工学分野」です。編入生の募集人数は、推薦入試において約170人、一般入試において約170人となっており、他大学と比較して多くの高専生を受け入れています。・出題科目学力試験及び面接・学力試験:国語、英語、数学・応用数学、志望分野別科目・面接:個人面接を行い、人物、適性・入試時期6月下旬ごろ試験の傾向と対策毎年の出題範囲として、行列とベクトルに関する問題が出題されることが多いです。固有値と固有ベクトルに関する問題ついては出題される可能性が非常に高いと考えられます。また変換を用いた問題も多く見受けられます。微分方程式や微積分など様々な分野において変換を用いることがあるため、基礎問題だけでなく応用的な問題を理解しておく必要があります。確率も出題される可能性が高いです。統計よりの確立というよりは、頭を柔らかくして解く必要のある確率の問題が多いです。慣れておく必要があるでしょう。詳細範囲過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。年度大問概要徹底研究過去問特訓2022年大問1直線の方程式, 座標変換, 一次変換9章、12章4章、6章大問2極限, 対数関数, 重積分, 広義積分1章、2章、3章、4章1章、2章大問3逆行列, 行列の微分, 行列の微分方程式8章、9章、11章、12章、3章、4章、56章大問4数列, 確率漸化式14章7章2021年大問1行列のべき乗9章9、10章4章大問2固有値,固有ベクトル,変数変換,行列の対角化8章、9章、10章、12章3章、4章、6章大問3定義域Dをもとにした二重積分,変数変換およびヤコビ行列6章、7章、10章2章、4章大問4確率14章7章2020年大問1固有方程式, 固有値, 固有ベクトル9章、12章4章、6章大問2変数変換, 2階微分方程式6章、8章2章、3章大問3円の面積, 円と直線に囲まれた範囲7章2章大問4条件付き確率14章7章2019年大問1行列の階数, 正則9章、10章4章大問2連立微分方程式, 変数変換8章4章大問3偏導関数,関数の極値6章、7章2章大問4ジャンケンの確率14章7章2018年大問1固有値, 固有ベクトル, 対角化9章、10章、12章4章、6章大問22階微分方程式, 変数分離系8章3章大問3確率変数,期待値14章7章大問4級数の収束・発散5章1章大問5体積の計算, 三重積分, 極座標7章2章傾向から見ると、応用数学に対する勉強時間は少なくても良いかもしれません。出題される可能性もゼロではないため、各問題集の基礎問題は解いておいた方が良いでしょう。徹底研究6・7章、過去問特訓1・2章の微積分の問題は、応用まで取り組んでおく必要があると思われます。特に「変換」を用いる問題は理解しておきましょう。微分方程式に関しても、各問題集の問題は解けるようにしておくと安心です。行列に関する問題は各問題集の基礎を解いておけば対応することはできると思われます。おすすめ参考書・『マセマ』シリーズ/微分積分キャンパス・ゼミ 微積分における基礎はこの参考書で決まりです。重積分の問題や変数変換を用いる問題は基礎を固めておくことが重要です。「マセマシリーズは非常におすすめの参考書だ」と編入学合格者は口をそろえて言うでしょう。Amazon.co.jp: 微分積分キャンパス・ゼミ 改訂9 : 馬場 敬之: 本・『マセマ』シリーズ/線形代数キャンパス・ゼミ 行列に関する問題はこちらの参考書をしっかりと理解するべきでしょう。かなりわかりやすい参考書となっています。さらに問題を解いてみたい方は演習を購入してみることをお勧めします。Amazon.co.jp: 線形代数キャンパス・ゼミ 改訂11 : 馬場 敬之: 本・『細野真宏の確率が本当によくわかる本』確率の問題には慣れが必要だと考えます。こちらの参考書は非常に難しいですが、こちらが解けるようになると、編入試験での確率の問題は怖くなくなるでしょう。細野真宏の確率が本当によくわかる本 (細野真宏の数学が よくわかる本) | 細野 真宏 |本 | 通販 | Amazonおすすめの併願大学・豊橋技術科学大学豊橋技術科学大学は長岡技術科学大学と同じく高専生のための国立大学です。受験科目もほぼ等しいですが、受験日程が被ってしまう可能性が高いです。被ってしまう場合は他の国立大学の併願を検討しましょう。・国立大学英語、数学・応用数学、志望分野別科目によってカバーできる編入学試験は多いです。受験科目の合う国立大学を併願することも視野に入れると良いでしょう。専門科目の勉強が必要な学科は、自分が出願する分野の志望分野別科目が一致しているか注意が必要な大学もあります。試験科目や試験日程を確認して、適切な併願大学を選択しましょう。さいごに本記事では、長岡技術科学大学の傾向と対策についてご紹介しました。受験科目が数学と英語以外に、国語と志望分野別科目があるため幅広い分野の勉強が必要です。早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。長岡技術科学大学は編入生に人気の大学です。合格を目指すためにも、傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。