はじめに一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?この記事では、千葉大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。基本情報・キャンパス千葉大学には、西千葉キャンパス、亥鼻キャンパス、松戸キャンパス、柏の葉キャンパス、隅田サテライトキャンパスの5つのキャンパスがあります。工学部は西千葉キャンパスに位置しています。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d102345.06528134673!2d139.93640199560912!3d35.68987777403148!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60228557cd499391%253A0xeb9ab0bd8e329fbd!2z5Y2D6JGJ5aSn5a2m!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1706937909794!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E・学科高専生が編入可能な千葉大学の学科は5つあります。「生命・応用科学科」、「物理工学科」、「電子・機会工学科」、「情報工学科」、「社会工学科」です。それぞれの学科で2名ずつの募集となっており、計10名が編入可能です。・出題科目試験は2日にわたって行われます。1日目:数学、英語、物理・化学2日目:専門科目、面接・入試時期6月下旬試験の傾向と対策毎年の出題範囲は、微分・積分と線形代数となっており、ほとんど変更がありません。そのため、上述した2分野を基礎からしっかりと固めておけば数学は問題なく解けると思われます。ただし、線形代数の中でベクトル空間や線形写像の範囲が出る年があるため、線形代数は応用知識が必要となります。詳細範囲過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。年度大問概要徹底研究過去問特訓2017年大問1接平面の方程式,極値1章,2章,6章1章,2章大問2定積分,2重積分3章,4章,7章1章,2章大問3直行行列による対角化,非負の固有値を持つ行列の性質,行列の乗法9章,10章,12章,13章4章,6章大問4部分空間の3条件,次元・基底11章,13章5章2016年大問1条件付き極値1章,2章,6章1章,2章大問2不定積分,重積分,極座標変換2章,7章1章,2章大問3固有値,固有ベクトル12章6章大問4グラム・シュミットの正規直交化法,直交基底11章,13章5章2015年大問1マクローリン級数展開,不定積分1章,2章1章,2章大問2陰関数,極値,重積分1章,2章,6章,7章1章,2章大問3平面の方程式,行列式の因数分解9章,10章,11章4章,5章,6章大問4対角化,双曲線,一次変換11章,12章5章,6章2014年大問1不定積分,重積分2章,7章1章,2章大問2二階偏微分,極値6章1章,2章大問3固有値,固有ベクトル,対角化行列12章6章大問4連立一次方程式,行列9章4章2013年大問1不定積分,重積分,極座標変換2章,7章1章,2章大問2停留点,極値の判定6章1章,2章大問32直線の最短距離11章5章大問4対角化12章6章千葉大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、微分・積分と線形代数の範囲はA,B問題までは解ける状態を目指しましょう。積分等の問題では、三角関数の性質や変数変換などの計算テクニックが求められるので、しっかりと練習しておきましょう。おすすめ参考書・『マセマ』シリーズ細かいところまで理解できる参考書となっており人気のシリーズです。一度教科書などで一通り勉強した後に使うことで効果が増大します。「演習」版の方は特に人気です。千葉大学の編入試験は微積・線形代数の基本的な内容が主体となるため、学校の微分積分・線形代数の教科書と問題集を主体に、わからない点をマセマで理解すれば理解度としては十分です。後は十分に演習量を稼いでしっかりと見に付けましょう。Amazon.co.jp: 演習 線形代数キャンパス・ゼミ 改訂7 : 高杉 豊, 馬場 敬之: 本・『ベクトル・行列・行列式 徹底演習』線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。大阪大学の線形代数は出題範囲が多様なため、しっかりとした理解が必要です。https://amzn.asia/d/fXosDpZおすすめの併願大学・三重大学試験科目や数学の範囲が同じ部分が多く、問題の難易度も近いものになっています。実際に名古屋工業大学志望の学生に併願大学として人気があるようです。・豊橋技科大学数学、英語、専門科目に加え、国語も含まれる試験となっています。難易度は近いと思われるので、併願大学としておすすめできます。さいごに本記事では、千葉業大学の傾向と対策についてご紹介しました。受験科目が3科目+専門科目+面接・調査書と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。試験時期が早いので、科目も多い分早い時期からの対策が重要になります。傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。