高専生が就活で活かせるサイトまとめそろそろ春休みが明けて、新年度が始まりますね!学年が上がって就職活動について考え始める高専生の方もいるのでは無いでしょうか。この記事では、就職活動を始める高専生に知ってほしいこととして、参考になるサイトの特徴と近年の高専の就活事情について解説していきます。高専に特化した求人掲載サイト:高専Linkhttps://kosen-link.com/良い点高専生専用の就職情報プラットフォームであり、高専生に特化した求人情報や企業情報を提供しています。 業界、職種、活躍学科系統など多様な条件で企業を検索でき、自分の専攻や希望に合った企業を見つけやすいです。 イベント情報や就活ガイドも充実しており、就職活動全般をサポートするコンテンツが揃っています。注意点高専生向けの特化型サイトであるため、掲載企業数が一般的な就職情報サイトに比べると少なく、分野や職種も限定的な点には注意が必要です。また、「高専生に特化した」求人は大卒や大学院卒よりも不利な条件の求人も含まれるため、注意が必要です。高専プラスhttps://kosen-plus.com/良い点高専生のための就職・進学情報サイトであり、就職だけでなく進学情報も提供しています。 企業検索や進学先検索、インターンシップ情報、高専OBOG(卒業生)の情報など、多岐にわたるコンテンツが充実しています。注意点こちらも高専に特化している点が良い点でもありますが、その分求人掲載数が少なく職種や業種の網羅性はあまり高くありません。就職活動では、一般的な求人情報掲載サービスまで目を通し、自分にあった企業を探すことをおすすめします。マイナビhttps://job.mynavi.jp/良い点日本最大級の就職情報サイトであり、掲載企業数や求人情報が豊富です。 多様な業界や職種の情報を網羅しており、幅広い選択肢から企業を探すことができます。高専特化をしていない一般的なサービスでは多くの大学生が利用するため、 就活イベントやセミナー情報、エントリーシートの書き方など、就活に役立つコンテンツが充実しています。一般的な就職活動に特化した視点も持つことで、より深く対策を練ることができ、就職後の満足度は上がります。注意点高専生専用のサイトではないため、高専人材に対する理解をしてもらえない、といったトラブルが発生する可能性もあります。最近の就職活動の動向一般就職の学生は増加傾向。本科卒もよりハイキャリアを目指す様に令和5年度の「高等専門学校卒業者のキャンパス等に関する調査研究」報告書 によると、就職活動を行う学生のうち、およそ2割は学校推薦ではなく一般就活で就職をしています。この背景には、企業側の採用の多様化や、学生のキャリア意識の変化が挙げられます。特に、技術系人材の需要が高まる中で、高専生は即戦力としての価値を再評価されており、大手企業やスタートアップなど幅広い選択肢が広がっています。また、大学編入を経て高度な専門知識を身につけた後、よりハイキャリアな職種に就くケースも増えています。これまでは一般就活はかなり少なく、「高専生」としての採用枠に多くの学生が就職をしていましたが、高専自体の認知拡大等を背景により自分の能力を発揮したい、と思う学生が増えていると考えられます。高専卒業者全体で見ると、一般就活をする学生は大学編入をする学生の半分ほどになっており、今後も増加を続けると考えられます。一方で、一般就活を選択する学生が増えることで、従来の「推薦就職が当たり前」という考え方に変化が生じており、就職活動の方法や準備の仕方も多様化しています。これに伴い、インターンシップや自己分析、企業研究など、より戦略的な就職活動が求められるようになっています。推薦就活と一般就活の違い学校推薦で就職活動をする場合、4年生夏ごろからインターンシップに向けて動き出し、4年生冬頃から交流会・説明会などに参加をするくらいの動き方が一般的です。この場合、多くは5年生春頃に内定を得ることができます。自由応募での就職活動は、もう少し忙しくなります。4年生の春から夏にかけて就職活動を開始し、秋にかけて企業が開催する説明会やインターンシップにできるだけ参加をします。そこから、面接やテスト、エントリーシートの対策をして、4年生が終わる頃には内定を獲得するくらいのスピード感が一般的です。色々な企業や他の高専生/大学生と話して可能性を広げよう高専からの進路選択は、進学から就職まで幅広く難しい意思決定をすることになります。テクノゼミでは、進路に悩む方に向けた「進路選択の部屋」イベント(前回は東京大学で開催)や、就職活動で自由応募をする方をサポートするための「企業説明交流会」も開催しており、進学や就職活動を経験した先輩や他高専の学生と一緒に、企業との関係を構築しながら進路について学ぶことが出来る機会を提供しています。特に就職活動に悩む高専生の方には、今年の6月21日(土)に東京で開催する交流会がおすすめです。先着30名のみ参加可能で、交通費・宿泊費全額負担をしますので、ぜひお越しくださいね!交流会の詳細はこちら