はじめに一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?この記事では、静岡大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。基本情報・キャンパス静岡大学は、静岡市と浜松市に2つのキャンパスがあります。浜松キャンパスには、情報学部、工学部、総合科学技術研究科(情報学専攻、工学専攻)、創造科学技術大学院、電子工学研究所があり、学部3年生に編入すれば浜松キャンパスで学ぶことが可能です。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3236.5140008185685!2d137.7133457756953!3d34.72504837291115!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x601adefb8f2b76e7%253A0xba62751550fd1b25!2z6Z2Z5bKh5aSn5a2mIOa1nOadvuOCreODo-ODs-ODkeOCuQ!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1706937261416!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E・学科静岡大学は試験体系によって編入できる学科が変わってきます。一般試験の場合は「機械工学科」、推薦試験の場合は「機械工学科,電気電子工学科」の受験が可能です。ほかの大学に比べて募集学科が少ないことが分かります。・出題科目数学、英語(TOEIC)、物理、専門科目、面接・入試時期6月下旬試験の傾向と対策募集要項によると、試験の範囲は以下の通りです。数 学:微分積分学,線形代数学,複素数,常微分方程式過去問からも上記の範囲が出題されていることが分かります。複素数、微分方程式は比較的難しい問題も出題されているので注意して勉強をする必要があるでしょう。詳細範囲過去3年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。年度大問概要徹底研究過去問特訓2013年大問1平面の方程式、直線の方程式、面積、体積1章、3章1章大問2固有値・固有ベクトル、対角化、標準形9章、10章、12章4章、6章大問3偏導関数6章2章大問4円と直線に囲まれた範囲の面積、広義積分、4章、7章1章、2章大問5部分積分、特性方程式8章3章大問6複素数に関する方程式、複素共役15章8章2012年大問1領域Dにおける面積7章2章大問22変数関数の極大値、極小値6章2章大問3非斉次項、複素数8章3章大問4マクローリン展開5章1章大問5ベクトルのなす角、正規直交基底、ベクトルと面積・体積11章5章大問6固有値、固有空間、対角化9章、12章4章、6章大問7複素数の図示、実部、虚部15章8章2011年大問1極限、マクローリン展開15章8章大問2積分領域Dの図示7章2章大問3平面の方程式1章1章大問4対角化、正則行列9章、12章4章、6章大問5実部、虚部、2変数関数の極値6章、15章2章、8章大問6初期条件8章3章数 学:微分積分学,線形代数学,複素数,常微分方程式上記の範囲から出題がされています。微分積分学については面積を求める重積分や偏導関数、級数など幅広い問題が出題されています。二つの問題集の該当する範囲がしっかりと解けるようになれば安心して試験に挑むことができるでしょう。線形代数学については、固有値、対角化、ベクトルなどの基礎的な問題が多い印象です。基礎を固めておきましょう。複素数に関しては教科書などで基礎をしっかりと固めたうえで二つの問題集を解くと良いでしょう。応用的な問題も出題される可能性があるため、応用問題も解いておくことをおすすめします。常微分方程式は応用的な解き方が求められる問題が多い印象です。微分方程式を利用した応用問題を解く必要はないかと思われますが、微分方程式そのものを解く問題は旧帝大レベルまで解けるようになっておくと良いでしょう。おすすめ参考書・『マセマ』シリーズ/常微分方程式キャンパス・ゼミかなりわかりやすい参考書です。こちらを読み、常微分方程式への理解度を上げましょう。常微分方程式の解法を、この参考書でマスターしてから様々な問題を解いてみると良いと思います。Amazon.co.jp: 常微分方程式キャンパス・ゼミ 改訂9 : 馬場 敬之: 本・『マセマ』シリーズ/演習 複素関数キャンパス・ゼミ複素数はこの参考書を読むべきです。原理から学ぶことができ、基礎的な問題の解法も非常に詳しいため、編入学に挑戦する全高専生に読んでほしい参考書です。Amazon.co.jp: 複素関数キャンパス・ゼミ 改訂9 : 馬場 敬之: 本おすすめの併願大学静岡大学は「数学、英語(TOEIC)、物理、専門科目」を勉強するため、多くの大学に出願可能だと思われます。・国立大学数学、英語(TOEIC)、物理、専門科目によってカバーできる編入学試験は多いです。地元の国立大学や、受験科目が整合している国立大学を併願することも視野に入れると良いでしょう。専門科目の勉強が必要な学科もあるため注意が必要な大学もあります。試験科目や試験日程を確認して、適切な併願大学を選択しましょう。さいごに本記事では、静岡大学の傾向と対策についてご紹介しました。受験科目が数学、英語(TOEIC)、物理、専門科目、面接と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。