高専からの進学における過去問受験勉強は過去問に始まり過去問に終わるといっても過言では無いと思う。逆に言うと、過去問に出会わなければそもそも受験勉強がスタートすることは無いと言って良い。ここが高専からの進学事情の一番の課題で、高校からの大学進学であれば書店に行けば各大学の過去問が大量に詰まった「赤本」なるものがズラッと並んでいて、誰でも簡単に入手できる。本棚の紅葉とはよく言ったものだ。高専からの編入試験は夏に有るので、高専からの進学希望者が過去問情報の紅葉を体験できる時は永遠に来ないのかも知れない。引用 ジュンク堂Twitter(https://twitter.com/junkudo_net/status/933122584148787201?s=20)進学実績が少ない高専では、学生課に行ってみても「過去問ってなんですか?」みたいな反応をされる。進学実績が増えるほど、その高専では過去問の蓄積やノウハウの共有の文化が醸成されていく。これ自体は良いことだが、「進学に強い高専」と「進学に弱い高専」の差はだいたいこれで決まると思う。進学実績が少ない高専は高専生の学力が低いのでは無く、そもそも受験勉強のスタート地点に立つための環境が整っていないのだ。普通に考えたら大学進学なんてしようとも思わない。高専間で編入試験のノウハウや過去問の蓄積にギャップが有ることで高専生の進学機会に差があるのは、なんとも勿体ないと思う。高専は全国58高専で一つの法人なんだから、もっと仲良く情報共有できた方が良い。過去の試験問題プレゼントとりあえず僕が持っている過去問が入っているgoogle driveのリンクを共有するので、高専アカウントのメールアドレスでアクセス権の申請をして頂けると共有します。直近5年分の新しい過去問は東大のHPから申請すると紙で郵送してくれるので、それはご自身でやってください。https://drive.google.com/file/d/1rxevydnW0857A9rigQv4vRtvBCrVk0dp/view?usp=drive_link過去問の使い方についてstep1 難易度の把握まずは、第一歩としてH25 〜 H31あたりの若干古めの過去問を見て、「だいたいどんなことが出来れば東大に挑めるんだな」みたいな難易度の感覚を掴んで欲しい。ただ闇雲に勉強するよりも、ゴールとしてだいたいどのくらいの問題を解けるようになればよいかの感覚をもって勉強したほうが効率が上がる。step2 単純に数学力をつける難易度の把握をした上で、高専の教科書 → 問題集 → 編入対策の問題集 → 大学院対策の問題集とステップアップして勉強していく。オーソドックスな流れは下記。・編入数学過去問徹底研究高専の教科書、問題集をこなしたら次に取り組むのにちょうど良いくらいの難易度。受験勉強をはじめた時点では難しく感じるが、編入試験のレベル感に対応できる様なベースの数学力をつけるのに最適な問題集。https://amzn.asia/d/3xNYrdQ・編入数学過去問特訓上の本の難易度が高いバージョン。この問題集のC問題レベルが解ける数学力があれば、あとは過去問で傾向対策をすれば良いくらいの難易度。https://amzn.asia/d/cxsjtVt・大学編入試験問題 数学/徹底演習(第3版)大学編入に必要な範囲が単元ごとに細かくまとまっていて、難易度も幅広い。勉強のスケジュールに余裕があるならこれを一冊やるとかなり地の数学力が身につく。教科書→問題集→上記の二冊の問題集、で学んだ内容を自分の中で再度確認して再編集するような勉強に使える。https://amzn.asia/d/1mO4xYY・詳解 大学院への数学これは大学院対策用の問題集なので必ずしもやる必要はないが、微分方程式や複素関数に関してはこれで補強しておくと東大レベルでは役に立つ。https://amzn.asia/d/8gQ6Hwpstep 3 過去問で傾向対策step 2で挙げた問題集が一通り終わった頃には、旧帝大の数学で戦えるくらいの数学力は身についている。あとは、「戦って勝つための準備」をする段階。ここでやるのは、与えられた試験時間で正確に解く能力や、部分点を取りに行くしぶとさみたいなテクニカルな能力を身に着けることと、その大学の出題傾向に合わせて知っておくと便利な知識を増やしていくこと。公開した過去問で20年分ほどの過去問があるので、このステップに入ったら、制限時間を測って本番形式の演習を積んで本番に備えよう。