はじめにこんにちは.高専テクノゼミの菅田菜央です.8/26(月)に,1ヶ月間のAI実践教育プログラムが始まりました.今回はメンターを務めている私がWeek3の内容をご紹介させていただきます!Week3では中間報告という1つの区切りを迎えていますので,Week1からの学生さんの成長を感じていただけたらと思います!キックオフの記事はこちらWeek1の記事はこちらWeek2の記事はこちら自己紹介名前:菅田菜央所属:徳山高専卒,九州大学工学部3年貢献:学生メンタリング,資料レビュー,カリキュラムアドバイス一言:今回初めてのメンターとして参加しています.私目線で実践教育AIとはなにか,どんなことをしているのかご紹介させて頂きます.少しでも本プログラムの雰囲気を感じでいただけたら幸いです!デジタル画像とは?Week3では,先週に引き続きAIについて学んでいただきました!今週のテーマは主に「画像処理」です.電子機器でデータとして読み込んだ画像はデジタル画像と呼ばれています.では,機械ではどのようにしてデジタル画像を表現しているのでしょうか?知っている方も多いかもしれませんが,赤,緑,青の3つの成分で表現された小さな点(画素)を規則的に並べることで表現しています.(詳細はキックオフの記事をご覧ください!)このようにデジタル画像についての基礎から学び,コントラスト強調や前景と背景の分離など,画像処理に挑戦して頂きました.ここで,AIらしさ満点な「画像認識」に関係している概念として,画像空間が登場しました.画像空間内では,画像を任意の点で表現することができます.この概念により,最も近い画像を探すには画像空間で距離が最も近い画像を探せばよいことになります.これを最近傍探索といい,画像認識の原理となります.Week3は難易度が少し高く難しいと感じる学生さんもいましたが,みなさんとても熱心に勉強してくれました!中間報告9/13(金)には,中間報告として学生さんがWeek3までに学んだことの報告会を行いました!Week1からの総まとめをしたり,特に印象深かったテーマをさらに深堀りしたりと,同じ内容を学んだとは思えないほど個性があふれた発表をしてくださいました.中でも,学んだことを好きな分野に応用して発表してくださる学生さんがいて,とても感動しました.1枚目の学生さんは野球について,2枚目の学生さんは音楽について,学んだことを活かしつつ独自に分析を行ってくれています.ただ学ぶだけではなく,自身の好きな分野に対してアウトプットしていく姿勢が素晴らしいと感じました.発表中はチャット機能を活用して学生さんがお互いを褒め合うような雰囲気で,交流の機会は少ないにも関わらず良い仲間になっていると感じました.また,プログラム開始から3週間という短い期間でありながら,ここまで大きく成長をした学生さんを目の当たりにし,高専生の持っている力や可能性について感じられる良い時間となりました!メンターとして今回初めてのメンターとして,どんな質問が飛び込んでくるのかと気を引き締めて待っていたのですが,予想以上に質問してくれる学生さんが少ないという印象を受けました.学生さんに尋ねると,内容が難しかったという意見も見られたため,もっと積極的に頼って欲しいと思う一方で,オンライン環境ならではの不自由さを感じているのだろうとも思いました.そのため,質問しやすい環境作りについて考え直す良い機会にもなりました.ただし,質問が少ないことは必ずしも悪いことではないと思います. これは学生さんたちが自分で問題を考え,解決していく力を持っている証拠だと感じています!実際に中間報告では,自分の言葉でしっかりと説明をしている姿が見られ,頼もしく思いました!前述と重なりますが,学んだことの応用力が素晴らしく高専生は大きな可能性を持っていると感じたので,それを発揮できる場にどんどん挑戦してほしいと思います.最後に今回はWeek3で学んだ内容や中間報告についてご紹介させていただきました.特に中間報告では高専生の成長と可能性を感じることができました.来週からはついにAIコンペティションに挑戦するので,ぜひ楽しみにしていてください!ここまで記事を読んでいただいた皆様ありがとうございました.