高専で留年してしまう人の勉強法には共通点があります 高専で留年する人の多くがしてしまう勉強法には共通点があります。多くの方は、”留年するなんて、勉強してないだけじゃないの?” と思うかもしれません。しかし、実際は勉強していても留年するというのが高専の実情です。 当記事では、高専そして高専の専攻科出身の私が、実際に留年生を見てきた経験から、高専で留年する人の勉強法の共通点について紹介したいと思います。ポイント1 高専で留年してしまう人に多い間違ったノートの取り方 勉強に欠かせないのがノートです。皆さんはどのようにノートを利用していますか?多くの人は、黒板を写したり、教科書の問題を解くのに用いているのではないでしょうか。事実私も上記の目的でノートを用いています。しかしここで、重要なのがノートの取り方です。留年する人のノートに多い特徴は、①2色以上の色を使う②マーカーだらけ③一語一句黒板を写している、といった特徴が挙げられます。ではなぜこれらの共通点が見られるのでしょうか?なぜこれらのポイントが勉強をする上で効率的でないのかを解説していきます。2色以上の色を使ったり、マーカーを多用する一つ目と二つ目の、2色以上の色を使う、マーカーだらけ、このようなノートでは色分けの意味がなくなってしまい、ノートを開いた時に重要なポイントがわかりにくくなります。また重要なポイントがわからず頭の中が整理できなくなってしまいます。また、色とりどりなペンを使いまとめノートを丁寧に、綺麗に作ることにこだわってしまう人も多くいます。まとめノートは頭の整理に有効な一つの手段ですが、綺麗に作ることは目的ではないので、時間をかけすぎないよう注意しましょう。一語一句黒板の文字を写している3つ目の一字一句黒板を移していることについてですが、この方法では講義を受けている意味が薄れてしまうからです。必然的にノートをとっている間は、先生の説明を聞き漏らしてしまいます。テストに出やすい箇所や重要なポイントは口頭で説明する先生がとても多いです。対策として、黒板に書かれていることは、言葉こそ違えど9割が教科書に書いてあります。教科書にないところだけをノートもしくは教科書に直接記入し、先生の講義を聞くことに集中しましょう。ポイント2 高専で留年してしまう人は試験勉強の時間に固執する”ここで質問ですが、皆さん勉強はしていますか?その基準は何ですか?”と聞かれた場合、多くの方が時間を基準にしていると答えるのではないでしょうか。確かに時間は重要で、客観的な指標としてはとても優れています。ところが、勉強の成果とは、勉強の質で決まります。高専で留年する人は時間ばかりを気にして、質を全く考えていない人が非常に多いです。極端な例ですが、ボクシング選手が体力が重要だからといって、ランニングのトレーニングしか行わないで試合に勝てるでしょうか。ただ時間が無駄になり、ボクシングの上達はありません。勉強もスポーツも同じです。戦略的に取り組みましょう。試験時間ではなく、どの問題を解くのか、どうやって対策するのかという戦略が最も重要です。ポイント3 高専で留年してしまう人は試験勉強で目標を決めない目標を立てない、これは高専で留年する人だけでなく、成績があまり良くない人全般に共通していることです。なぜなら、勉強をする上で、とても大切なのが勉強のモチベーションだからです。そしてモチベーションを維持するためには目標を意識することが最重要となります。 そこで目標の立て方ですが、短期目標と長期目標を併せて決めることをお勧めします。例えば数学の勉強では数学問題集を1単元終わらせる、と言った1週間単位で達成できる目標、そして資格試験合格のような半年以上先の長期的目標を組み合わせて複数立てることが非常に有効的です。目標がない人の多くは、諦め癖がついていたり、ただ闇雲に勉強する人が多いです。コツコツ勉強するためにも、目標をしっかり立てて取り組みましょう。高専で留年する人に多い試験勉強法まとめ 最後にまとめとして、高専で留年する人に多い勉強法の共通点は①間違ったノートの取り方をする②勉強の時間に固執しすぎる③目標を決めない以上3つが挙げられます。もし、共通点が1つでもがあった場合は、ぜひ改善してみてください。グンと成績が上がること間違いなしです。 高専に入学しているだけでみなさんとても優秀です。自信と戦略を持って勉強に取り組みましょう。