高専生で、進路を考える時に避けては通れないものにTOEICがあります。なぜなら就職試験や、編入試験を受ける際にTOEICのスコアが求められるケースが多いからです。しかし、多くの高専生はTOEICをはじめとして英語が苦手な学生が多いのではないでしょうか。多くの高専生は英語が苦手というよりも、英語に触れる機会が少なく苦手と錯覚し、勉強を諦めている人が非常に多いように思います。言い換えれば、高得点を取得することで、他の受験生よりも大きなアドバンテージを得ることができます。 では、どう勉強すれば最も効率的に高得点を取ることができるのでしょうか?これから、私が高専在学中の短期間の勉強で段階的に830点を取得した方法を皆さんに伝授したいと思います。私の場合は、3年生の2ヶ月間の勉強で630点、編入期の4ヶ月間の勉強で830点を取得しました。他の受験科目と両立しながら達成できたのでTOEICだけの勉強に時間を利用できる場合だと、より短期間で達成できると思います。それでは、私が実践していたTOEICの勉強法を紹介していきます!ひたすら単語を覚える 何を当たり前なことを言ってるんだと思うかもしれませんが、英語が苦手、TOEICで得点が伸びないと悩んでいる人は必ずと言っていいほど単語が疎かです。とにかくひたすら単語を覚えてください。ここでポイントとなるのが特に大学編入を志す人はTOEIC用の単語帳に加えセンター試験に用いられる単語帳も併用して行ってください。なぜかというと、TOEIC用の単語帳は意味が限定的なものが多く単語に幅を持たせられないからです。単語に幅がないとどうなるかというと、結果的に柔軟に英語に対応できなくなります。センター試験用の英単語を覚えることで英語の編入試験を課す大学の受験のハードルも下がります。 覚えるときの注意点なのですが、単語を書いて覚える必要はありません。ただひたすら毎日英単語を見て、意味を思い出すだけで十分です。スペルは覚えなくて良いのかという質問がきそうですが、TOEICにwritingはないため正確にスペルがかける能力は必要ありません。見て判断できれば良いのです。リスニングではなく、先にリーディングを鍛える! リスニングは後回しで大丈夫です。この点に関して勘違いしている方が多いのですが、どれだけ正確に英語を聞けたとしても、単語や文法力がなければなんの意味もありません。逆にいえばリーディング力があればリスニングは時間をかけずとも400点は確実に取れます。リーディング力の上にリスニング力があるのです。 ではリーディング力の鍛え方ですが、TOEIC専用以外の文法書を一冊買い、一周します。そしてTOEICの公式問題集を何周も解きます。間違えた問題の英文は必ず全訳してください。もちろん長文も同様です。この作業を数冊分行えばかなりのリーディング力がついているはずです。 なぜ最初からTOEIC専門の参考書に手を出さないのか。それは文法力が非常に重要だからです。TOEIC参考書にはテクニックが豊富に乗っており、一見効率が良さそうですが、このテクニックは文法力があって初めて成り立つものです。筋トレに例えるとするならば、初心者が100Kgのバーベルでトレーニングをいきなり行うようなものです。できないだけでなく、下手すれば大怪我します。この点は要注意です。 公式問題集が物足りなくなってきたら新形式精選模試という参考書がお勧めです。英文を読むときのコツですが常に文の骨格(S,V,O,C)を意識して読んでください。これができるだけで飛躍的に読解力が上がり、勉強効率も上がります。まとめ いかがだったでしょうか?この2つが私が短期間でTOEICの高得点を取得できた効率的勉強法です。重要な効率化のポイントは、リーディング力がついて初めてリスニングを勉強するという点です。リスニングはひたすら音読、ディクテーション、音読の繰り返しで大丈夫です。 また、特に受験生において早いうちにTOEICで高得点を取得しておけば、その分、他の教科に時間を割くことができるのでいいこと尽くしです。他の受験生に更なる差をつけることができます。 私も現在、900点を目指して勉強に励んでおります。共にがんばりましょう。