高専で学年が上がるにつ入れ、大学編入を目指す人が次第に多くなります。この記事を見つけたあなたも、おそらく大学編入を目標とされて勉強方法に悩まれていることでしょう。今回はこれまで多くの大学編入生を教える中で感じてきた、高専からの大学編入を制する大学編入攻略法3選をお伝えします。高専から大学に編入する攻略法3選それでは高専から大学編入を成功させるために、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。早速紹介していきます。徹底的に情報をかき集めろ情報戦を制する者が受験を制するといっても過言ではありません。がむしゃらに勉強する前に、時間をとって徹底的に受験情報をかき集めてください。過去問はもちろんの事、過去問の回答、過去問の傾向、過去の合格者の受験体験記、面接での様子、そして編入先大学の情報などなど、とにかく大学編入に関する一切の情報をかき集めてください。この作業を侮る人がいますが、本当に大切です。高専からの受験と、高校からの受験の違いを一つ上げるなら、情報の少なさです。高専は受験生が少ないため、対応している参考書もなく、自分の偏差値も知ることができず、とにかく情報を集めることに苦戦します。もしかつて同じ学校の先輩が志望校に合格したなら、連絡を取ってください。明石高専のような進学系高専は多くの先輩が高レベルの大学に行っています。もしあなたが進学系高専に所属していないのであれば、最初から不利な勝負をしていることを自覚することを勧めます。そして人一倍、情報収集に投資してください。(筆者も地方の高専出身のため大学編入の情報集めには本当に苦労しました。)「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という格言がありますが、とにかく敵である受験の情報をかき集めてください。とにかく情報の量が大切です。徹底的に傾向を分析して、勉強スケジュールを作る傾向の徹底分析も重要です。上記で集めた情報を元に、その大学の傾向を自分なりに分析してください。とにかく傾向を分析し、合格までの勉強の道筋を作ってください。ちなみに僕は、最初に徹底的に東京大学のテスト傾向を分析したところ、①基礎学習が重要であること ②数学で物理に関係ある問題が出ることが多いこと ③時間に対して問題数が多いこと など多くの傾向を発見しました。このような傾向を知ることができたら、対策を考えることができます。例えば①基礎学習が重要であることに対しては、教科書を一年生の最初の因数分解から徹底的にやり直しました。②の物理に関係ある問題が数学で証明問題として出ることが多いことに対しては、数学だけでなく物理の勉強も並行して進めるようにしました。このように傾向を知ることができたら、それに対する戦略を立てることができます。そのため、勉強開始の時にどのような勉強をする必要があるのか決めて、受験当日までのスケジュールを大まかに決めておくことを勧めます。この勉強スケジュールこそ、自分一人でやるのではなく、合格した人と一緒に組み立てることを勧めます。方針を決めたらとにかく量をこなせ勉強のスケジュールができたら、とにかく誰よりも大量に勉強することを心掛けてください。過去には戻れません。今日今この瞬間からの勉強量を、全国のライバルの誰よりも重ねることをひたすら意識してください。テストの点は勉強量に強く影響されます。勉強量をこなす中で、自分の勉強の傾向がわかり、質が高い学習をすることができます。よく最初から効率を求めて、やたら勉強方法を模索する人がいますが、順番が逆です。人が良かったといっている勉強法ですら、あなたに合う勉強法かわかりません。勉強はとにかく質より量です。量こなす中で、自然と質が良くなります。質が悪い勉強をしていると自覚がある人は、まだ量が足りません。参考までに、僕が東大受験に向けて勉強を始めたのは試験の10カ月前でしたが、消費したノート数は80冊、5000ページでした。これは単純計算で、一日に18ページ分の勉強をしていたことになります。一日の勉強時間はおよそ12時間ほど。これほど勉強して始めて合格しました。とにかく量をこなしてください。勉強量のみがあなたを合格に導きます。まとめいかがだったでしょうか。上記勉強の方法を見て、正直特別なことはなかったと思います。しかし、むしろ簡単に見える事こそ、実は最も非凡なのです。この簡単な原理を信じて、努力を続けた者のみが勝利を手にします。逆に、上記を徹底的に行うために環境づくりや、人脈作りなどに時間とお金を投資してください。受験勉強は不安です。特に試験前は寝れなくなる日が続きます。そんなときの自分を助けるために、今日今から上記三つの点を徹底的に対策することを心掛けてください。皆さんの受験勉強の健闘を祈っています。