要点表大学名大阪大学学科環境・エネルギー工学科試験の時期8月中旬(18~19日あたり)併願大学岡山大学、豊橋技術科学大学、山口大学試験科目英語、数学、小論文数学微分方程式、線形代数、ベクトル解析、複素解析、確率統計英語長文読解、英文和訳、和文英訳、熟語表現の穴埋め、間違い探し専門科目(小論文)環境工学に関する内容面接・受験番号と名前と出身学校と軽く自己紹介 ・志望動機・機械科で学んだことがどう活きるか・機械電気系で何が得意か・取り組みたい地球環境問題は何か・TOEICは何点か・博士課程に進むことは考えているか ・試験の出来はどうだったかスケジュール4年夏休み数学:高専の教科書をそれぞれ軽く一周 夏休みが明けると一旦数学から離れる4年10~11月中旬TOEIC:単語帳中心にやる、公式問題集4年11中旬~1月数学:編入数学徹底研究、高専の教科書 英語:出る単準一級、即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習TOEIC:公式問題集4年1月数学:編入数学徹底研究、マセマ 複素関数 英語:出る単準一級、即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習TOEIC:公式問題集、1駅1題 L&R4年2月数学:編入数学徹底研究、マセマ 複素関数、高専の教科書 英語:出る単準一級、即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習小論文:環境工学(PEL)TOEIC:公式問題集 3月650点4年春休み数学:編入数学徹底研究、マセマ 複素関数、マセマ 確率統計 英語:出る単準一級、即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習、英語長文問題精講5年4~6月数学:編入数学徹底研究、過去問特訓、大学編入のための数学問題集、マセマ複素関数、マセマ確率統計 、授業資料 英語:出る単準一級、即戦ゼミ基礎英語頻出問題総演習、阪大の英語20カ年小論文:環境工学(PEL)、地球環境問題がよくわかる本、インターネットで環境問題と解決策を調べ、まとめる5年7月数学:過去問特訓、マセマ 複素関数 マセマ 確率統計 阪大過去問 英語:阪大の英語20カ年、阪大過去問小論文:環境工学(PEL)5年8月数学:阪大過去問、編入数学徹底研究 英語:阪大過去問、阪大の英語20カ年小論文:過去問、自作の題で模試自己紹介在学・出身高専・学科:徳山工業高等専門学校 機械電気工学科得意科目:英語、数学、社会苦手科目:物理、国語趣味:読書、YouTube鑑賞、音楽鑑賞高専での順位:1年:11位、2年:5位、3年:7位、4年:12位 5年:6位(前期中間)高専からの大学編入で大阪大学を選んだ決め手元々大学編入をするつもりで高専に入学しました。せっかく勉強するならば旧帝大を目指し、高いレベルで学びたいと思っていたため、頑張れば合格しそうな大阪大学を選びました。また、環境工学に興味があったため、このことについて学べる環境・エネルギー工学科を選びました。大阪大学編入の併願校とその理由山口大学理由:地元で一番有名な国立大学であり、受験科目が数学のみ、英語はTOEIC提出であるから。受験科目:数学、英語(TOEIC)結果:合格岡山大学理由:SDGsに積極的に取り組んでいるから。また、地方国立大学の中ではレベルが高いと思ったから。受験科目:数学、物理結果:合格豊橋技術科学大学理由:愛知に行ってみたかったから。また、進学しても高専の延長で勉強ができるから。受験科目:英語、国語、応用数学、専門(水・流体力学、熱力学、材料力学、加工・材料学)結果:合格高専から大阪大学編入の教科別試験対策法大阪大学環境エネルギー工学科の科目は英語と数学、小論文があります。それぞれの科目について、出題傾向と実際に私が行った対策方法を解説します。数学数学の出題範囲別の傾向と対策数学の例年の傾向として微分方程式, 線形代数,ベクトル解析,複素解析,確率統計が出ます。それぞれの傾向と対策方法について詳しく解説します。微分方程式例年の傾向として与えられた式を解く形式が満遍なく出題されます。高専の教科書で勉強したあと、徹底研究と大学編入のための数学問題集と過去問特訓をときました。線形代数例年の傾向として固有値がでます。高専の教科書で勉強したあと、徹底研究をときました。ベクトル解析外積を用いる計算や面積分がでます。高専の教科書で勉強したあと、徹底研究と過去問特訓をときました。複素関数例年の傾向として複素積分やローラン展開がでます。高専の教科書で勉強したあと、徹底研究と過去問特訓とマセマの参考書をときました。確率統計例年の傾向としてベイズの定理を用いた確率計算、不偏分散、検定がでます。マセマの参考書をときました。実際の試験の問題ベクトル解析難易度は例年よりも高く、例年と同じような外積などを用いた問題が出ました。3問構成で1問はシンプルに外積を使う問題でしたが残り2問はとけませんでした。微分方程式難易度は例年並みです。2問構成で1問は変数変換で求められる問題でした。もう1問はeの指数関数が含まれた問題でしたが解けなかったため全体としての出来は5割です。複素関数難易度は例年よりも易しく、中空円の上半分に沿った積分路の問題で小問が4~5問ありました。マセマの参考書や過去問特訓に同じものがあったため、簡単に解けました。小問最後の解法が思いつかなかったため、全体の出来は9割程度です。確率統計難易度は例年より難しく、コインを使う問題の検定と変数変換を用いる確率関数の問題がでました。全体の出来は6~7割程度です。英語英語の出題範囲別の傾向と対策英語の例年の傾向として長文読解,英文和訳,和文英訳,熟語表現の穴埋め,英文の間違い探しが出ます。それぞれの傾向と対策方法について詳しく解説します。長文読解例年の傾向として題材は理系内容で解答は記述式です。阪大の英語20カ年を8年分やった後、過去問に取り組みました。年によって難易度が著しく異なります。英文和訳例年の傾向として6~8行程度の文が2問出題されます。下線部のみを訳す年もあれば全文を訳す年もあります。阪大の英語20カ年を20年分こなした後、過去問に取り組み、先生に見てもらいました。難易度としてはやや難しいです。和文英訳例年の傾向として和文1~3行程度が出題されます。年代や割合などの数字を用いた表現も出てくるので前置詞とセットで覚えました。過去問10年分を、なるべく簡単な表現で訳すように意識しながらときました。難易度は難しめです。熟語表現の穴埋め例年の傾向として5問出題されます。即戦ゼミを完璧に覚えれば十分対応できます。難易度は易しめです。英文の間違い探し例年の傾向として5問出題されます。過去問を解いて先生に見てもらうことで対応できます。難易度は普通です。実際の試験の問題長文読解例年に比べ英文量が多く出題されましたが、全文を読む必要はなく設問に対応する部分だけを見つけ出せば解答できる問題でした。難易度は普通です。英文和訳全文を訳す問題でした。特に詰まることはなく解けました。難易度は例年並みで出来は8割程度です。和文英訳例年通りの形式でした。過去問が解けるならば対応できるレベルです。熟語表現の穴埋め例年通りの形式でした。こちらも過去問レベルが解ければ対応できます。出来は8割程度です。英文の間違い探し例年通りの形式でした。難易度も例年並みです。出来は7~8割程度です。専門科目小論文小論文の出題範囲の傾向と対策小論文の例年の傾向として環境工学に関する題材が2問出題されます。例年といっても数年前に専門科目が小論文に変更されたばかりです。大阪大学の推薦図書として環境工学(PEL)があり、過去問もそれのトピックから出題されていたためこの本を中心に対策しました。小論文を実際に書いたのは試験本番の10日前です。先生に1回、友達に2回添削してもらいました。小論文の書き方よりも知識を付けるほうに時間を割くように意識しました。実際の試験の問題例年と問題内容が異なっていました。大問1は、・レジ袋の有料化・割りばしを使わずに自分の箸を使いまわす・(3つ目は忘れてしまいました)以上の3つのトピックから1つ選び、自分が考える環境に与える良い影響(200字程度)、悪い影響(200字程度)、環境負荷の評価方法(300字程度)の3つをそれぞれ書く問題でした。大問2はAさんとBさんが議論していました。CO₂排出量の要因式が与えられ、すべての要因解決に取り組むべきか一部だけに注力するべきか(細かい部分は忘れました)というAさんとBさんのどちらの意見に賛成するかを示しその理由を書くという問題でした。600字程度だったと思います。大問1に時間を使いすぎたため大問2は空白をできるだけ作らないように薄っぺらいことを書いただけになりました。ほとんど点数はないと思います。出来は4~5割です。面接面接の対策大阪大学の編入試験は1日目に筆記試験があり、2日目に面接があります。面接にあまり重きを置いていなかったため練習は1日目の筆記試験が終わった後にはじめました。原稿通りに喋るよりもその場で考えて答えるほうが自分に合っているので練習は志望動機と転科した理由しかしていません。言葉に詰まっても、考える時間で間が空いても、合否にはあまり関係ないと思います。実際の面接試験室は全学科同じ場所でしたが、面接はそれぞれの学科ごとに部屋を分けられました。自分は同じキャンパス内の5分ぐらい歩いた場所に誘導されました。実際に編入試験の面接で聞かれた内容は以下の通りです。口頭試問はありませんでした。Q.受験番号と名前と出身学校と軽く自己紹介Q.志望動機Q.機械科で学んだことがどう活きるかQ.機械電気系で何が得意かQ.取り組みたい地球環境問題は何かQ.TOEICは何点かQ.博士課程に進むことは考えているかQ.試験の出来はどうだったか利用した参考書一覧数学編入数学徹底研究編入数学過去問特訓大学編入のための数学問題集マセマ 確率統計マセマ 複素関数英語阪大の英語20カ年(1999~2018)でる順パス単(準1級),即戦ゼミ8英語長文問題精講専門科目(小論文)地球環境問題がよくわかる本環境工学(PEL)最後に編入試験においては過去の成績を気にする必要はありません。自分は決して上位の成績ではなかったにもかかわらず合格することができました。一番大切なのは合格に対する強い意欲です。進捗が間に合わないと感じても、成長している実感がなくても、とにかく勉強していれば結果はついてきます。受験生に休日は存在しません。つらいと思うことがたくさんあると思いますが最後までやり抜きましょう!